演奏会記録

左手のピアニストとしてのスタート

みなさん、こんにちは。左手のピアニストの岡田侑子です。

今現在は左手のピアニストとしての「演奏」は手の具合の調整のため一旦お休みさせていただいていますが、左手の音楽やジストニアという疾患についても多くの方々に知っていただきたいと思い、このページに少しずつ書いていこと思いました。

今から4年前の2016年11月、私の左手のピアニストとしての本格的な活動がスタートしました。
最初の演奏会は、「復活記念リサイタル」。
左手のピアニストとしての第一歩を歩み始めた日で、一番思い出深かった日でした。

 

 

 

2011年、大学3年の時に右手に局所性ジストニアを発症してからすぐ、大学の講義でもなるべく両手での演奏ではなく、片手で弾くことを選んできました。その2年後、左手にも局所性ジストニアを発症させてしまったのですが、お医者様やジストニアの研究をされている方々、音楽関係の知人や先生など、たくさんの方が私に関わってくださり、私自身もこの病気と真正面から向き合い、リハビリと訓練に取り組むことでこの日にたどり着くことができました。

 

さてここでまず、局所性ジストニアという疾患について簡単にご説明します。

長年の反復動作によって脳のある領域が特定の動作をしようとすると正常に機能せず、意図せず力が入ってしまったり、逆に力が抜けてしまったりしてその特定の動作ができなくなってしまうというものです。動作特異性ジストニアとも言われます。演奏家のジストニアだけでなく書字が妨げられる書痙、ゴルファーや野球選手などのイップスの一部も局所性ジストニアなのではないかと言われています。現在、確定的な治療法は存在しないと言われていますが、服薬、ボトックス注射やMuscle Afferent Block、脳深部刺激術などの手術、rTMSなど、さまざまな治療法が試されています。ジストニアに関しては別の回で詳しく書きたいと思います。

 

私の手の状態はというと、以前より両手ともにこの病気以外にも手根骨の隆起があり手を傷めやすい状況でしたので、どうすれば演奏時身体にかかる負担を減らせるのかということも研究し始め、2016年11月に、やっと舞台へ上がることができました。この時の感動は今でも忘れることができません。舞台から見た光景が頭から離れず、様々な方の支えを実感し、これまでの出会いに感謝した演奏会となりました。

これから少しずつ演奏会の記録を更新していく予定です。左手の具合が良くなったら、少し動画などもアップできればと思います。

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